こんにちは。先崎です。
今回は内観パースについてお話したいと思います。
内観パースはお客様が実際にそこに住むことをイメージされる大事な要素ですので、部屋のイメージやボリューム感だったり、雰囲気を表現しなくてはいけません。
そこで、内観パースで大切なことは、
①部屋の明るさの設定
②部品による部屋の広さやボリューム感の表現
③雰囲気の表現
になります。
これらの表現方法を簡単にですが、一つずつご紹介します。
部屋の明るさの設定
見栄えの良い照明器具を設置しても、それだけでは十分な明るさを表現できません。
照明+ダミーの照明(光そのものを置いてあげるイメージです)を設定することで、部屋を十分に明るく表現できます。
ダミーの照明の高さや位置は都度変えていますが、高さの平均は1,300~1,500mm程に設定することが多いです。
また、PhotoShopを使って調整を入れる時もあります。
明るさ設定なし
明るさ設定あり
暗い部屋から明るい部屋になりましたね。
部品による部屋の広さやボリューム感の表現
次に建物のパースができていても、テーブルやカーテン等が無いと、生活感を表現することができません。(引越し前のアパートの様な感じ・・・)
家具類を入れると、実際の動線やスペースなど現実味のある間取りが見えてきます。
さらに、もっと細かい小物を設置すると尚、パースイメージのボリュームが増します。
生活感が出てきますよね。
雰囲気の表現
最後に、雰囲気の表現となります。
クロスの色合いやお客様が求める家のイメージに合わせて、全体の色調を調整します。
爽やかさを求めている方にはこんな感じ。
温かみを求めている方にはこんな感じ。
雰囲気の表現を加えるとよりグッとお客様が求めるイメージに近づけることが出来ます。これも場合によっては、PhotoShopを使って調整を入れます。
最後に
いかがでしたでしょうか?注文住宅など実物がないものをイメージする際に、パースは大きな力を発揮してくれます。
これをもとにクロスや建具などの色合いを決めていくと、完成時のイメージが付きやすくなります。
こういった表現は、実はもっと色々あるので、それはまた今度ご紹介いたします。