ビルダーが「設計住宅性能評価」を取得することで、さまざまなメリットがあります。住宅の品質向上はもちろんのこと、顧客にとっての信頼性や競争力の強化にもつながります。本記事では、ビルダー側の視点で設計住宅性能評価のメリットを詳しく解説します。

顧客からの信頼を得やすい

設計住宅性能評価は、国が定める「住宅性能表示制度」に基づいた厳格な評価基準により行われます。第三者機関による客観的な評価があり、「安心できる家づくり」を証明することができるので、特に住宅購入に慎重な顧客層にとって、大きな安心材料となります。

競争力の強化につながる

住宅業界では、競争が激化しています。その中で、設計住宅性能評価を取得している住宅は、他社と差別化を図る強力な武器になります。特に、近年注目度が上がっている耐震性や断熱性能などの数値が可視化されるため、他の住宅と比較される際に優位に立てる可能性が高くなります。

住宅ローンの優遇が受けられる

設計住宅性能評価を取得した住宅は、「フラット35」などの住宅ローンにおいて金利の優遇を受けることができます。

マイナス金利が解除され、長期の固定金利は引き上げられ、変動金利は据え置きの状態となっています。※2025年2月現在

しかし、住宅ローンの金利上昇を懸念する顧客にとって、長期的な固定金利は、経済的な計画も立てやすくなり、中でも金利引き下げの優遇を受けられる「フラット35」は魅力的な商品の一つです。

これにより、顧客の住宅購入意欲を高めることができ、ビルダーにとっても販売促進につなげやすくなります。

品質管理の向上とクレームリスクの軽減

設計段階で住宅性能評価を受けることで、住宅の品質管理が徹底され、施工ミスや設計ミスを事前に防ぐことが可能になります。

その結果、完成後のクレームや補修対応のリスクが軽減され、ビルダーの負担が減るというメリットもあります。

 補助金や助成制度の活用が可能 営業トークにも活用出来る!

高性能な住宅を建設する場合、国や自治体からの補助金・助成金を活用できるケースがあります。設計住宅性能評価を取得していることで、こうした支援制度の対象となる可能性が高まり、コスト面でのメリットを顧客に提供できるため、営業トークにも活用できます。

まとめ

設計住宅性能評価の取得は、ビルダーにとって単なる品質証明にとどまらず、顧客からの信頼獲得、競争力の向上、販売促進、品質管理の強化といった多くのメリットをもたらします。これからの住宅業界において、より良い家づくりと経営の安定化を図るために、積極的に活用していくことをおすすめします。

 

ファルデザインでは、設計住宅性能評価の業務も承っております。

やり方が分からない。何が必要か分からないなど、どんな些細な事でも結構です。少しでも興味がありましたら、是非お問い合わせ下さい。

 

参考:

ダイヤモンド不動産研究所(https://diamond-fudosan.jp/articles/-/127188?utm_source=chatgpt.com

フラット35(https://www.flat35.com/index.html

一般社団法人 住宅性能評価・表示協会(https://www.hyoukakyoukai.or.jp/seido/)