アクティブな生活を送る為に大切な玄関

 高齢になると体が動きにくくなり、私たちが普段何気なく超えている段差でも辛くなります。その中でも、玄関は家と外を繋ぐ入口であり、ここでの動作が億劫になると、引きこもりがちになる要因にもなります。
 いつまでもイキイキと過ごして行くために、玄関は大事な場所の一つです。
 今回は、そんな玄関の段差について住宅性能評価を基に少しご紹介します

どちらが「高齢者や障害者への配慮」項目で等級5仕様の玄関段差でしょうか?

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 実は、どちらも「高齢者や障害者への配慮」の項目で等級5(最高等級)に当てはまる段差です。上側の写真は、下記でご紹介する上り框高さ180mmの段差、下側の写真は5mmの段差です。どちらが要介助者や介助者に優しい作りかは一目瞭然です。上側に比べて、下側の方が、介助者・要介助者どちらにとっても楽に、安心して行き来ができることが分かりますね。

性能評価 高齢者等級5の玄関段差基準

〇ポイント

  • 上がり框段差:180mm以下
  • くつづりと玄関外側の高低差:20mm以下
  • くつづりと玄関内側の高低差: 5mm以下

 

フラットな玄関がイキイキとした生活を生み出す!

 同じ等級5でも、気軽に外出が出来るフラットな作りにしてあげることがいつまでも元気に過ごせる高齢者に優しい家づくりにつながります

※ 「高齢者や障害者への配慮」の項目には、この段差以外にも評価項目があり、それを総合して等級が決まるので、この段差の項目だけで等級5というわけではありません。