こんにちは、早田です。
今回は『省エネ住宅のメリット』について書きたいと思います。
メリット3つ
居住者と建物のメリットとして大きく上げられるのが、次の三つです。
- 暖冷房費の削減
- 結露の抑制
- 健康維持
暖冷房費の削減
断熱性能を高くすると、開口部や外壁・屋根・天井・床などから逃げる熱量を減らすことが出来ます。同じ大きさの部屋を暖房する場合、省エネ住宅なら短時間で暖まり、暖まった空気も外へ逃げにくくなります。
エアコンで調整した空気が逃げにくくなるという事は、その分エアコンが空気の調整に使うエネルギーを少なくすることが出来るので、自ずと電気代が安くなります。
結露の抑制
結露は建物にとって厄介なもので、建物の耐久性を損ねたり、カビの発生を誘発します。断熱性の低い住宅を暖房した場合、冷えた壁の表面で室内の水蒸気が結露することがあります。これが、毎日のように繰り返されると、壁の表面にカビが生え、そのカビを食べるダニが繁殖します。
このカビの胞子、ダニの糞や死骸がアレルゲンになり、健康被害を起こす一因になってしまうのです。
小さなお子さんがいらっしゃるご家庭でこれが起きたら、由々しき事態ですよね。
断熱性を高くすると、外気温の影響を受けにくいので、結露の発生を抑制することが出来ます。それに伴い、カビの発生、ひいては、アレルゲンの発生予防に効果があります。
健康維持
3つ目が、室内の温度環境の改善による健康維持です。
私の実家は、築60年以上の住宅なのですが、暖房している部屋だけが快適で、そこから廊下へ出た瞬間寒さを感じます。
こういった家の中の温度差、皆さんもご存知のように、これが原因で起こるものは、ヒートショックです。
これは温度の急激な変化で、血圧が大きく変化することで起きるもので、失神や心筋梗塞、不整脈などの症状を引き起こします。これにより死亡するケースも多々あります。
省エネ住宅では、室内の温度変化があまりなく、身体への負担を減らし、健康的に生活することができます。
室温と血圧の関連性など、健康住宅に関する研究も進められていて、省エネ住宅から健康住宅視点のメリットもより明確になってきています。
イギリスでは、室温の基準が定められており、それに達していないと賃貸住宅の場合は、直すように指導が入るほど厳しいそうです。
まとめ
このように省エネ住宅を建てることは、家計にも、身体にも、更には環境にも優しい家作りにすることが出来るのです。
『家計に優しい、健康住宅』。現在の経済状況や健康志向、超高齢社会などの日本情勢を鑑みると、省エネ住宅は魅力のある住宅です。
私たちもこれから更に色々な情報を集め、業務に活かし、お客様に提供できるよう努力していこうと思います。